餅は餅屋

季節の変わり目になると,持病のアトピー性皮膚炎が悪くなってくるので医者に行く.
特に梅雨の時期は顕著で,今年も例に漏れずカユカユ状態になってきたので今朝iPhone4の予約のついでに内科に行ってきた.
アトピーとのつきあいはほぼ年齢と同じなので,何をやっても完治することはなく,うまいことコントロールしながらつきあっていくしかないというのはわかっている.
中学くらいまでは,親があれこれ民間療法を試していた.
シソジュースが良いと聞けばそれを飲んでみたり,イソジンを稀釈したものでこまめに拭くと良いと聞けば実践してみたり.
それでも,結局は状況は変わることなく,季節の変わり目には発生してしばらくすると落ち着くという繰り返しだった.
医者には行かなかったかというと,小さい頃,発症してすぐの頃に皮膚科に行ったところ,処方されたステロイド剤が強すぎたため皮膚の色素が抜けて白くなってしまうという事態になり,それ以来親は医者へ行くのをやめてしまった.


高校を卒業し,親元を離れて自分の頭で物事を考えるようになり,結論として今はひどくなったときだけ医者が処方する薬を使うようにしている.
(極弱いステロイド系の塗り薬とアレルギーを抑える薬)
適当な民間療法で良くなるわけがないのだ.
医者はその道の専門家で,何年もの勉強と経験で処置をしている.
もし仮に民間療法で劇的に効果が現れる何かが見つかれば,きちんと論文として発表され医者にも広まるはず.
そうならないということは,そういうことなんだろう.
花粉症も小さい頃からかなりひどかったが,今年は1月末から耳鼻科で予防のための治療を始めた.
生まれてから一番楽な春だったと思う.
その治療の中には,甜茶もヨーグルトも出てこなかった.
多分,そういうことなんだろう.