スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン


もうすぐ未踏の発表会があるので,試しに購入して読んでみたら凄くいい本でした.
この本は,プレゼンテクニックの本かと思いきや,ジョブズのビジョナリー,リーダー,エバンジェリストとしての凄さが丁寧に書かれていてとても勉強になる.
本書は3部構成になっているのですが,特に第一幕「ストーリーを作る」が良かったです.
第一幕を読むだけでも,プレゼン内容が良くなるのはもちろん,自分が発表したい物は何なのか,誰に向けているのか,そもそも自分は何をしたいのか,といった部分まで深く考えさせられました.
会社で商品開発をしている人,営業やっている人,起業したい人,何かを作りたい人,多くの人にとって,とても参考になる本だと思います.


私は,未踏のPMによるプレゼン勉強会を2回ほど受けたのですが,PMが言っていたことがそのまま載っていたりした.
さすが.
一点,PMの勉強会にあってこの本になかったのは,規模を考えるということ.
プレゼンの規模が大きければ大きいほど,内容やスライドをシンプルに,小さくなるにつれて具体的にしていった方が良いらしい.
確かに,数十人規模のプレゼンでジョブズのプレゼンをまねしても,ちょっと寒い.
この本で得た知識は,自分なりに理解,解釈をしてから自分のプレゼンに落とし込もう.
もう7月半分終わりそうなのね,ヒューン.