駒ケ岳ロープウェイ

GW前半、実家に帰った。
初日は地元の友人と会う約束をしていた。

高速バスを降りた後、友人に電話をして車を待つ。


友人は小学校、中学校、高校と同級生で、20年以上の付き合いになる。
お互い昼を食べていなかったので、駒ヶ根まで車を走らせてもらい名物ソースかつ丼を食べた。

小さい頃、カツ丼といえばソースカツ丼のことを指していて、卵で閉じたカツ丼が一般的だということを知るのは高校に入ってからだった。


会社の話、家庭の話などをしているうちに、どこか遊びに行こうか、という話になった。
何の気なしに、「西駒登りたいなー、ロープウェイ乗れたりしないかな」と話すと、友人がiPhoneで検索してくれた。
「まだ時間的にいけるっぽい」とのことで、急遽ロープウェイに向かうことにした。

Wikipedia - 駒ケ岳ロープウェイ

麓でチケットを購入し、バスを待つ。
最終便の一つ前のバスで、山頂での滞在時間は20分程度、帰りのロープウェイに乗り遅れると泊りになってしまうとのこと。


バスに乗り込み、30分ほど山道に揺られる。
かなり急カーブ、急勾配の山道が続く。
途中、猿やカモシカが出てくると、バスが速度を落としアナウンスして知らせてくれる。

若干バスに酔い始めた頃、しらび平駅に到着。
ロープウェイに乗り込む。

発車すると、10分ほどで一気に山頂付近の千畳敷カールへ。
途中から辺り一面雪景色になる。


到着。


雪山登山のフル装備おじさんたちがたくさんいた。
一方、自分たちみたいに装備なしの観光客もちらほらいた。
写真だとわかりにくいかもしれないが、看板より先は急斜面。
アイゼン、ピッケル無しの立入禁止と書かれていて、滑落したら間違い無く命はない。

20分ほど雪を楽しむと、帰りのロープウェイの時間になった。
上着を着てきたが、大分体が冷えたのでちょうどよかった。

駒ケ岳は、中学の行事で登山したことが一度だけあった。
その時は、ロープウェイで上がってきた軽装の観光客を尻目に、こちとら雨風の中死ぬ思いで登ってきたんだぞこの野郎!とか思ったのを思い出す。
年をとって改めて、こんな山に昭和40年代からロープウェイ掛けたとかすごいなーとか、気軽に山を楽しむことができて素晴らしいなーとかしみじみ思った。
あと、昔に比べてお金の使い方が「物欲を満たす」ことから「体験、経験にお金を払う」ことに重きを置くようになったなーとか思った。

夏になれば雪が溶けるので、山登りできる靴とある程度の装備があれば宝剣岳山頂まで行くことができます。
一年中楽しめるスポットなので、お勧めです。