なんか変だな

深刻な問題にぶち当たった時、あとで振り返ってみるとそれまでに「なんか変だな」と感じる瞬間があったことに気がつく。
あの時にあれはこれだったのか、みたいな。

じゃあなぜ、予兆があったのにスルーしてしまうのかというと、自分の場合は「これはあれが原因だと思うけど、今はそうなるのは当然だから問題ない」みたいに、自己完結して忘れ去ってしまうことが多い気がする。
その自己完結が実は間違っていた時、深刻な問題として表面化する。

じゃあどうすればよいかというと、気をつけるというのもひとつの手だけど、今でも気をつけているつもりなので「もっと気をつける」はあまり期待できない。
テストをしっかり書いて、そもそもそういうバグを出さないというのはひとつの理想だと思う。けど、出るときは出る。
事前に仕様書を書いて、仕様と成果物に違いがあればそれはすべてバグとすれば良いかもしれないけど、まあ、厳しい。
QAチームのような、自分以外のよく訓練された人達によるテストは効果があると思うが、今自分が置かれているような極少人数で開発をしているような状況だとなかなか難しい。
優秀なQAエンジニアは、「なんか変だな」や「違和感」をバグや疑問として起案するメンタルモデルを持っていると思っているのだけど、「身に付ける」とか「気がつけるようになる」みたいな方法しかないのだろうか。
それとも、機械的に抽出したり、自動化する方法があったりするのだろうか。